せっかく合格したのに…私立中高一貫校で不登校状態、どうしたらいい? 学校復帰をがんばる? 転校するなら時期はいつ? 高校受験まで待つべき?【プロ家庭教師×臨床心理士の専門的なアドバイス】

 

せっかく志望校へ入ったのに…
あんなに受験を頑張ったのに…

勉強についていけない…
テストや宿題が鬼のよう…

学校に行きたくない…
不登校状態になってしまった…

いま、このページを読んでくださっている方、もしくは親御さんは、きっとそんなお気持ちでどうしようもなくなっていらっしゃるかと思います。

学校生活の悩みや学校に行けない悩みを抱える中学生さん、高校生さん。
とても増えています。

私こと家庭教師カウンセラーのもとにも、毎週のように相談のお申し込みがあります。

ひとりじゃない。
ウチだけじゃない。
でも…(´இ﹏இ`)
これからどうしたらいいんだろう?

大丈夫^^
一緒に考えていきましょう!

 

このページでは、中高一貫校で不登校状態になってしまわれたお子さんのためのお話を記載します。

学校復帰を頑張るべきか?
転校した方が良いのか?
それとも、
高校受験を目指すか?

タイプ別・状況別に、最適と思われる方法をお伝えします。

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学校復帰を目指すのが良いタイプ

学校復帰を目指すことを念頭に置いたほうが良いのはこんな場合です↓

  • 今の学校がとても好き
  • 担任の先生が親切で手厚い
  • クラスに友だちがたくさんいる
  • 部活を楽しんでいる
  • 人見知りする
  • 勉強があまり好きではない

学校復帰をするためには、学校に愛着心がないと難しいです。

嫌な場所へ無理やり行こうとすることは大人でもとてもストレスになります。

学校に愛着があり、お友だちも多く、先生も手厚く対応してくださっているようなら、早々に転校や受験など外部へ出ることを考えるよりは学校復帰を目指しても良いと思います。

特に、部活などクラス以外のコミュニティにも属しているのであれば、それを活用しましょう。

放課後に勉強を教わりに行ったり、部活だけ参加したりなどを先生に許可してもらうのも良いでしょう(ただし、ズルいーとか言うようなお友だちがいるようであれば最新の注意が必要です)。

朝から学校へ行こうとしないことです。

行けそうなとき、行けそうな場所へ行ってみましょう。

そのためには、学校の先生との密な連携が大切です。

まずは担任の先生に相談してみましょう。

現状を詳しく説明して、理解を得ましょう。

必要に応じて、保健室の先生やスクールカウンセラーさんにも助けてもらいましょう。

家庭教師カウンセラー
家庭教師カウンセラー

家庭教師カウンセラーはベテラン家庭教師であり現役の臨床心理士です。
担任の先生・保健室の先生・スクールカウンセラーさんとの専門的な連携が可能です。

もちろん、ここまでしてもなかなか学校復帰が難しい…というケースも多々あります。

無理はしないこと!
一歩ずつです。
いろんな道があります。

一緒に考えていきましょう。

転校を考えるのが良いタイプ

長期休暇明けや年度替わりに、転校をすることを考えていったほうが良いのはこのような場合です↓

  • 今の学校には愛着がない
  • 担任の先生は親切とは言えない
  • クラスに友だちが少ない
  • 部活に入っていない/やめてしまった
  • 新しい環境に適応しやすいほうだ
  • 今の学校の授業は公立と比べるとかなり進んでいる

今の学校があまり好きではない…というお子さんは転校や受験を考えるほうが、結果としてつらい思いをせずに楽しく過ごせる時間が長くなると思います。

クラスにお友だちがさほどいなくて部活にも入っていなかったりやめてしまったりした場合は、学校復帰しても居場所を見つけるのが難しく、再び不登校になってしまうパターンに陥りがちです。

転校を考えるときには「新しい環境への適応」を重視すべきです。

激しく人見知りするお子さんやすでにグループが出来上がっている中になかなか入って行けないお子さんは、転校はハードルが高いです。

少しでも心理的なハードルを下げるために、年度替りなど、転校先の学校のみんなもある程度新しい環境になるタイミングを選ぶ方が良いと思います。

転校先でお友だちができやすい子は、いくつかパターンがあります。

率直に申し上げて良いならば…

  • ルックスが良い
  • 運動が得意
  • ユーモアがある
  • 勉強ができる

↑このようなお子さんはクラスメイトから「友だちになりたい」と思われやすいため、自然と友だちができやすいです。

特に、勉強に関しては慎重になったほうが良いでしょう。

転校先で、友だちもできないし勉強にもついていけない…という状況では、再び学校に行きづらくなってしまう可能性が高くなります。

ほとんどの中高一貫校では公立の学校より授業が先に進んでいます。

なので、公立中学に転校した場合の勉強にはあまり心配はないかもしれません。

しかし、もしも今の在籍校でまったく勉強がわからなくなっているようなら転校前に同学年の授業内容はマスターしておくほうが無難です。

家庭教師カウンセラー
家庭教師カウンセラー

家庭教師カウンセラーはメンタルケアしながら勉強のお手伝いをします。
転校前の心の揺れや勉強への不安を一緒に解消しましょう。

高校受験を目指すのが良いタイプ

中学卒業まで今の学校に在籍しつつ、高校受験を目指すのが合っているのはこのような場合です↓

  • 今の学校に多少、愛着がある
  • とはいえ、今の学校は入学前の想像とだいぶ違う
  • 担任の先生は関わろうとしてくれるけど…
  • 担任以外に親身になってくれる先生がいる
  • 新しい環境は、ぶっちゃけ苦手だ
  • 勉強への集中力と瞬発力はあるほうだ

今の学校に少しでも愛着があるなら、早々に転校を進めるべきではないと個人的には思います。

親御さんとしては焦るでしょうが、お子さんがお子さんなりに今の学校と最善の形でサヨナラできるようにしていくほうが良いと思うのです。

後ろ髪をひかれるようでなく、お子さん自身が前を向いて進むためにも、焦らずに学校復帰か受験かを決めていけば良いと思います。

しかし、高校受験は待ってはくれませんから、準備はしておく必要があります。

次のような準備をしておくと良いでしょう。

  • 高校のウェブサイトを見る
  • 進学フェアや学校説明会に行く
  • 外部の模試を受ける
  • 基礎から勉強を再開する(特に国・数・英)
  • 入試の過去問を見てみる

特定の学校の説明会や見学会へ行くのはどんなお子さんでも抵抗があります。

多くの学校が集まる進学フェアなどに行ってみるのがおすすめです。

頭だけで考えているのでなく、実際に見に行って、「こんなにもたくさんの学校があるんだ」と実感してもらうことが大切です。

もし、高校受験をしてみようと思えたらすぐに勉強を始めても良いですし、受験校がいくつか決まっているならその高校の過去問を見てみましょう。

効率よく勉強することができると思います。

在籍している私立校で低迷気味だった人は、東京ならVもぎ、埼玉なら北辰テストなど、外部の模試を受けてみましょう。全国レベルでの実力を確認できます。

また、これらの外部模試は私立高校の単願にも対応していることが少なくないです。そのため、受けておくのはある意味必須とも言えます。

変な話、不登校状態というのは高校受験にはアドバンテージがあるのです。

みんなが学校に行って授業を受けている間、好きなだけ受験に必要な勉強ができるのです。

学校に行きながら受験をしようとしている子に比べればすごく恵まれた環境と言えます。

一方で、出席日数などによっては受け入れに難色を示す高校もあるかもしれません。

説明会にいた先生は「ぜひウチを受けてください」と言ってくれても、受験で審査する人はその先生ではないかもしれません。

見学会・説明会で、不登校の状況を打ち明けて、先生のリアクションを確認するのがオススメです。

家庭教師カウンセラー
家庭教師カウンセラー

家庭教師カウンセラーは進路相談のプロです。
進学フェアにご一緒したこともあります。
志望校を決める際にはどうぞお頼りください。

最後になりますが、中学生さんで不登校状態の場合、どこまで親御さんが介入するか…というのはかなり難しい問題です。

中学生さんは、ひとりひとり発達の速度に差があります。

うんと大人びた子もいれば、まだまだ幼い子もいます。

ただ、私がこれまでお手伝いさせていただいてきた中学生で不登校状態を経験されたお子さんは、その時点ではみなさん、まだまだ幼い面が色濃く残っていました。

心が大人になっていれば「学校に行かない」という選択はしないで済むケースが多いからだと思います。

また、中高一貫の上位校にはすでに心の成熟した子が多いです。周りはみんなデキるのに自分だけデキない…といった劣等感や焦燥感に苛まれているお子さんもたくさんいらっしゃいます。

とはいえ、みなさん、繊細で優しくて良い子さんばかりです。

話をしてみると、みずみずしい感性が光ります。「この子のこういう素晴らしい面が学校でも発揮されるようにお手伝いしよう」と思うことしきりです。

学校に行きづらい今は、苦しいと思います…でもそれは多分産みの苦しみ、成長のための過程なのだと考えてみませんか。

勉強や悩み解決をご一緒していく中で、少しずつ成長を遂げていく姿はとても頼もしく見えます。

お父さんお母さんも、どうぞプロに相談して、肩の荷を下ろしてラクになってください^^

親子で(+家庭教師カウンセラーと)一歩ずつ前に進みましょう!


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