不安障害で入試が受けられなくなった多浪生さんの医学部受験専門メンタルコーチング事例【家庭教師カウンセラー】

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医学部受験専門メンタルコーチングの事例をご紹介します。

今回は心因性の症状のために入試が受けられなくなってしまった多浪生の男の子さんと親御さんが家庭教師カウンセラーのカウンセリングを活用くださったお話です。

※個人情報守秘のため事例はフィクション加工しています。


医学部受験5浪中のアキヒロくんは吐き気や外出しづらさなどの症状があり神経科で不安障害と診断されました。

ここ2年ほどは受験日に体調を崩し入試を受けに行けないこともあったとのこと。

さすがに次の1年で合格してもらわないことにはと困り果てたお父さんと一緒に相談に訪れてくださり、医学部受験専門メンタルコーチングを開始しました。

週に1度の自己洞察を深めるためのカウンセリングおよび不安を解消するためのリラクゼーショントレーニングがメインです。

ご両親も含めて家族カウンセリングを進める中でアキヒロくんは昔からリアルで情緒的な交流が少なかったことが不安障害の原因のひとつとしてクローズアップされました。

お医者さんの仕事を知るためにも、アキヒロくんは開業医さんのお父さんの医院で週2で看護助手のアルバイトを始めました。

患者さんや看護師さん、何よりお父さんの仕事の様子に直に触れることで、アキヒロくんはさまざまな貴重な体験を重ねました。

さらに、サッカーのジュニア時代の怪我や対人関係での挫折体験が思っていたよりも尾を引いていることがカウンセリングの中で明らかになってきました。

アキヒロくんは「これ以上、挫折をしたくないという強い気持ちが恐怖感になって試験を受けられなくなっていたのかも」と洞察しました。

カウンセリングを定期的に続けることで自己洞察がさらに深まり、洞察そのものがアキヒロくんの支えになっていきました。

もともとアキヒロくんは思慮深く「もっと自分を知りたい」という気持ちがありました。

アキヒロくんはカウンセリングで自分を見つめていくことによって「『漠然とした不安』が『ハッキリとした何か』へと変わっていくことに戸惑いや傷つきはあるけれどもわからないまま不安に苦しむよりはずっといいです」と頼もしいことをおっしゃいました。

信頼できるメンタルクリニックで処方してもらった抗不安薬を併用して不安感をコントロールしつつ、その1年で無事医学部に合格。

お医者さんになるための人としての学びを深めながら月に2回のカウンセリングを続けています。


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石割美奈子(家庭教師カウンセラー)
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